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iPhone標準のスクリーンタイムアプリとは?使い方やメリットを徹底解説

外出自粛やリモート勤務などの影響で自宅時間が増えたことから、ついついスマホを長時間見ることが多くなっていませんか。
スマホを操作しているとあっという間に時間が過ぎてしまい、大切な他の仕事ができなくなるなど、悪影響を及ぼしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、スマホやアプリの使用制限をあらかじめ設定できる「スクリーンタイム」というアプリについてご紹介します。

この記事でわかること ・スクリーンタイムアプリの機能と利用方法について ・子供のデバイス使用を管理・制限できる ・スクリーンタイム関連アプリについて

スクリーンタイムアプリの機能と利用方法

この記事で記載している「スクリーンタイム」とは、Appleが標準で提供しているアプリのことを指しています。
元々はテレビやスマホ・タブレット端末などを注視している時間のことを「スクリーンタイム」と言っていました。
特にスマホなどを時間見続けるなど、依存性について問題とする際に使われていた用語です。
長時間スクリーンを見ることを制限する必要性があることから、「スクリーンタイム」アプリが提供されてきたという経緯があります。*注1

モバイル端末の高性能化、インターネット環境の高速化などのハードウエアの発達に加えて、動画配信サービスやSNS、モバイルゲームの普及が進み、スマホを利用する時間は確実に増加しています。
自分でも気がつかないうちに依存しがちになり、どうかすると睡眠時間を削ってまでスマホを使い続けてしまうという経験もめずらしくは有りません。
依存性が高くなると、自分の意思で止めるのは難しいため、アプリであらかじめ使用時間を設定する方が効果的です。
これを実現しているのが、Appleが標準で提供している「スクリーンタイム」アプリです。

スクリーンタイムの起動方法

iPhoneのディスプレイ上にある「歯車マーク」のアイコンをタップします。
この「歯車マーク」のアイコンは、iPhoneやアプリの基本的な設定をする「設定」アプリです。
色々細かく設定することで、ユーザーにとって使いやすい端末にカスタマイズすることができます。
この「設定」アプリを起動すると、ファーストビューで「スクリーンタイム」という項目が表示されますのでこれをタップします。
「スクリーンタイムをオンにする」でスクリーンタイムが有効になります。
ここで、「これは自分用のiPhoneです」と確認するメッセージが出ますが、そのまま続けます。
もし、自分が管理する子供用などのiPhoneを設定する場合は「これは子供用のiPhoneです」を選択して下さい。

iPhoneやアプリの使用時間を記録・管理できる

スクリーンタイムアプリを起動した時点から、iPhoneや各アプリの使用時間の記録を開始します。
しばらくこのまま使い続けて、自分がどの程度iPhoneを利用しているかを確認してみるとよいでしょう。
思った以上に長い時間をスマホに取られていることに気がつくかもしれません。
スクリーンタイムアプリによって、どのアプリをどの程度使っているかを分析し、自分なりにコントロールすることで、時間を有効に使うことができます。

スクリーンタイムで設定できること

データが収集できた後、次のステップは「管理」です。
スクリーンタイムでは、iPhoneの使用そのものと、アプリごとのに使用時間を制限できます。
『何時から何時までは使わない』や『1日何時間以内』など、細かな設定が可能です。
ついゲームに夢中になっていても、制限時間の5分前になると通知が表示されるので安心です。
どうしても使用を続けたい場合は、「制限を無視」をクリックすることで、あと何分利用するかを選択できるようになっています。

また、アプリ全てに一括して制限を設定していても、特定のアプリだけ全体の制限から除外するなども可能です。
仕事で使っているアプリなどは除外したいというニーズに、も、きめ細かく対応することができます。
これらの各種設定は、画面表示を確認しながら自分に必要な項目を選択すれば良いでしょう。
特に迷う部分もありませんので、いろいろと確かめてみることをおすすめします。*注2

iPhone以外の端末も一括管理できる

せっかくスクリーンタイムを使って、iPhoneの使用時間を減らしても、iPadの使用を続けていては意味が有りません。
スクリーンタイムには、同じiCloudアカウントで紐付けてある端末を、一括して管理する機能があります。
スクリーンタイム設定画面で「デバイス間で共有」をオンにすると、同じアカウントを利用している各デバイスの個別レポートも確認することができます。
これにより、ユーザが所有している各デバイスへのアクセス状況が、一括管理できます。

スクリーンタイムを利用して子供の使用を管理、制限することも可能

大人の場合、自分のスマホ使用時間であれば、アプリに頼らなくても自己規制でコントロールすることも可能です。
しかし、親として心配なのは、子供に使わせているスマホではないでしょうか。

デバイスの使用時間だけではなく、SNSなどを使った犯罪に巻き込まれることが無いように管理・監視したいという場合もあるでしょう。
スクリーンタイムアプリを使うことによって、子供に渡してあるスマホを管理・コントロールすることができるようになります。

最初に紹介したスクリーンタイムの設定の際に、「これは自分用のiPhoneです」以外に、「これは子供用のiPhoneです」を選択することができます。
子供用のiPhoneで直接スクリーンタイムを有効にするか、または「ファミリー共有」という機能を使って、自分用のiPhoneから子供用のiPhoneの管理をすることも可能です。
使用時間の確認などレポート機能に加え、アプリの使用制限などもコントロールすることができます。
他にもアプリのダウンロードや通話相手の制限など、比較的きめ細かい項目がありますので、安心して子供がスマホを使う環境を整備することができます。*注3

Apple標準以外にもたくさんあるスクリーンタイム関連アプリ

Apple標準以外にも、スマホやアプリの利用を制限またはコントロールできるアプリはたくさん存在します。
一般的には、「ペアレンタルコントロールアプリ」と呼ばれており、App Storeからダウンロードすることができます。

しかし、Appleのスクリーンタイムアプリ以外にも試してみたいという方もいるかもしれませんが、少し様子を見た方がいいかもしれません。

というのも、AppleがこれまでApp Storeに登録していた、ペアレンタルコントロールアプリのいくつかをApp Storeから削除したという事実があるからです。
公式アナウンスでは、セキュリティ上の問題があり、問題に対応できてないメーカーのものだけを排除したということです。
ユーザーとしては、これまで使っていたアプリが突然App Storeからなくなり、バージョンアップやバグフィックスなどのサポートが受けられなくなるのは、あまり望ましいことではありません。

MDMという技術を利用したアプリを選択的に削除しているとのことですが、現在利用しているアプリがいつ消えるかもしれないという心配は、あまり抱えたくはありません。
2018年ごろから、サードパーティのペアレンタルコントロールアプリに対する審査を厳しくした時期にあわせて、自社製のスクリーンタイムアプリを発表していることからもAppleのこの問題に対するスタンスが窺えます。
しばらくは、Apple標準のスクリーンタイムを活用する方が無難なのかもしれません。*注4

【まとめ】
スマホが身近になったことで、ちょっとのつもりだったのに「おすすめ」に出てくる動画を次々に辿っていくうちに、思いの外、時間を使ってしまったと言う場面も増えてきました。 インターネット黎明期に、時間を忘れてネットサーフィンに興じていた時を思い出させます。
今や手のひらの上のモバイル端末で、ケーブルからも解放された状態で常に情報が手に入ります。
移動中やちょっとした空き時間、布団の中までも、際限なく使ってしまいがちになります。
ここで少し落ち着いて、スクリーンタイムを使うことで普段の利用状況を確認し、ライフスタイルに合わせた適度な利用を心がけたいものですね。

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■参考文献
注1
Dr. Kid 米国小児科学会のスクリーンタイム制限は妥当なのか?
https://www.dr-kid.net/screentime-aaprecommend
注2
Apple 「iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う」
https://support.apple.com/ja-jp/HT208982
engadget 「もしかしてスマホ依存症? スクリーンタイムを活用してiPhoneと程よい距離感を」
https://japanese.engadget.com/jp-2020-02-17-iphone.html
注3
ソフトバンク 「スクリーンタイムを設定しよう」
http://menulist.mb.softbank.jp/feature_20200406/
注4
Tech Crunch 「Appleが目を光らせるサードパーティ製スクリーンタイムアプリ」
https://jp.techcrunch.com/2018/12/09/2018-12-05-apple-puts-third-party-screen-time-apps-on-notice/
「アップルがスクリーンタイム監視アプリ削除の正当性を主張」
https://jp.techcrunch.com/2019/04/29/2019-04-28-apple-defends-its-takedown-of-some-apps-monitoring-screen-time/

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